令和6年6月2日、技能講習「大学生支援」がオンラインにて開催されました。講師は
福島大学 名誉教授 五⼗嵐敦講師です。
午前中は講義からスタートです。大学生が置かれている現在の環境や大学生支援に必要な
理論などについて学びました。長きにわたって大学生を支援されて来た五十嵐講師ならで
はのエピソードを交えながら解り易く教えていただきました。
午後からは実践中心です。先ずは事例検討を行いました。個人ワークやグループワークを
通して見立てや支援方法をチームで考えました。受講生同士で見立てをシェアすることに
よって視野が広がりました。更に事例について全員でディスカッションを行いました。五
十嵐講師からのヒントを元に主体的で活発な意見交換や情報交換がされました。講師の優
しい言葉がけにより受講生は安心して自分の意見を発言できる場づくりが出来ているよう
です。また、自分の考えを言葉にすることによって受講生の理解がより深まっていくのが
感じられました。最後はリレーロールプレイです。受講生は学生になったつもりで相談者
役を演じました。ロールプレイ後の五十嵐講師のフィードバックでは「丁寧に相手の言葉
を繰り返し確認する作業をされている受講生を見て改めて吟味する時間が大切であること
を感じた」や「学生に直ぐに情報を与えるのでは無く、学生の動きを作る。そのことが今
後早期離職した場合に学生が自分で動いて自ら情報を探すことが出来るようになれる」や
「自分で吟味する力を作ってあげることが大切だ」などの言葉が印象的でした。今後の学
生支援に役立てて行きたいです。
五十嵐講師、受講者の皆さま、大変お疲れ様でした。

筆者:関根満子